『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』
第1話を観ましたので感想を。
オープニングムービーが
『シュタインズゲート』っぽい。
と思ったら志倉千代丸さんが担当。
「シュタゲの元ネタ」と言う人もいるが
確かにYU-NOは
時間ループものの先駆けではあったが
シュタゲの元ネタは
『バタフライ・エフェクト』だったはず。
個人的にパクリ云々は面倒くさいので
寄り過ぎないようにしてほしい。
歌っているのは亜咲花さん。
上手くて美人なアニソン歌手さん。
この曲は好き。
冒頭は屋上で有馬たくやが
昼寝をしている場面から始まった。
しかもいきなりパンチラ。
絵里子先生に「起きてくれないか?」と言われ
下からパンツを見ながら
「股間の邪魔な布切れを取ってくれたら起きるかもしれない」
とか言っちゃう主人公。
普通はドン引きされるわ。
もろエロゲの主人公。
(原作は18禁のパソコンゲーム)
これはキツイと感じる人もいそう。
それと絵里子先生の格好、
学校の保険医にあるまじき服……。
原作は煙草も吸っていたが。
まずはここで物語の背景、
たくやの父親が死んだこと、
転校生が来ることを教えてくれる。
BGMがゲームに忠実と話題になったが
俺は気がつかなかったな。
そもそも20年も前の音楽なんて覚えてないや。
島津澪の声が釘宮さん。
これは好評だった。
ツンデレキャラが良く合う。
くぎゅう。
龍蔵寺の声は楠大典さんだが
俺は大塚明夫さんのイメージが強い。
でもどちらも「怖さ」があっていい。
ニュースキャスターの朝倉香織と言えば
「下乳お姉さん」
ゲームではすげえ下乳出して
露出狂かと思った。
さすがに普通の服に変わってる。
この第1話で
主要キャラがどんどん出てきて
初見だと理解が追いつかないだろう。
とにかく顔見せして混乱させて
謎を張れるだけ張ろうという感じ。
そうこうするうちに
たくやの家に小包が届く。
リフレクターデバイスの登場だ。
もうすでに5個も宝玉がはまっている。
これはストーリーを短縮する流れ?
「時の流れは可逆」
「歴史は不可逆」
これは時を遡ることは可能だが
歴史を変えることはできないことを意味している。
つまり並列世界(パラレルワールド)の定義。
広大の手紙の中で
見落としがちだけど
原作テイストの文章があった。
「言っておくがこのことは冗談でも下段でもない」
あ~あったなその台詞まわし。
シリアスな場面にギャグを入れるのは
俺もよくやってしまう癖だ。
気になったのは
有馬広大の声だけ
リメイク版の藤原啓治さんではなく
SS版の立木文彦さんだったこと。
1995年7月26日と
目ざまし時計に書いてあった通り
時代設定が当時のまま。
ブラウン管テレビ、
コードレス電話、
公衆電話、
原付バイク、
ゲームセンターなど
すべてが古いです。
拳銃のライターとか
昔の人じゃないとわかりにくい笑いもある。
そういった部分や最初のエロ台詞や
難解な世界設定なども含めて
「面白くない」「合わない」
と感じる方もいるかもしれませんね。
俺は1話でよくまとまっていると思ったし
絵も綺麗で受け入れられたし
続きが気になる終わり方で
今後に期待が持てました。
合わないと思った人も
まあ3話くらいまで見てほしい。
これが名作たる所以は
後にわかるようになると思う。
ゲームプレイした先人が保証するから。