Yahoo!ニュースにこんな記事があった。
「伏線回収がすごいアニメ3選」
俺は昔から伏線回収が好きで
とくに自分で伏線を発見するのが好き。
しかし最近やたら
「伏線回収がすごい!」
「すべてが伏線!」とか
伏線回収を売りにした見出しが多い。
こういう盛り上がりは歓迎なのだが
あまりにも「伏線、伏線」
言い過ぎて食傷気味です。
はっきり言って
伏線すごい=名作・傑作ではない。
伏線回収はあくまでも
味を引き立たせるための
スパイスでなければならない。
――と、私は思うのである。
<この記事のコメントから共感したものを引用>
ドカベンは最初から6巻まで柔道マンガとして描かれているが、7巻目にしていきなり野球マンガに転向するのは有名な話。 一説には柔道マンガじゃ売れないから野球マンガに転向したなんて俗説もあるが、そうではない。実はこれは当初からの計画だったらしく、柔道時代にも野球への伏線がいくつも張られている。
有名なところでは
あだち充の『タッチ』もそうだった。
達也と和也の兄弟と
幼馴染みの南の三角関係と
野球を絡めたストーリーで、
かなり序盤で
メインキャラの和也が死ぬという
意外な展開が話題を呼んだ。
これも最初から計算していて
『タッチ』というタイトルが
“バトンタッチ”の意味だと聞いた時は
すごいなと感心したものです。
「♪タッチ タッチ ここにタッチ」という
OP曲の印象から
「心の触れ合い」的な意味に
ミスリードされてしまいました。
伏線が回収されると確かに面白みも増すとは思うが、伏線ありすぎるのも、最後に一気に回収しすぎるのも、ちょっと違う。物語の進行とともに少しずつ回収する。多すぎる伏線に本線の物語が混乱したりするのも良くない。もちろん、伏瀬よりも本線がしっかりしてこそのみ見どころだと思う。 最近、伏線回収が神みたいな考え方が、多すぎて、大事なのは本線の物語。
最近、伏線、伏線と持ち上げ過ぎのように感じる。 本来は、本線が魅力的で目が離れない中でこっそり伏線が進行している。最後に大どんでん返し。が物語の醍醐味だと思う。 が、 最近は、伏線の足跡が本線に散りばめられて、本線がすでに伏線に侵食されている。そのため、のめり込めない本線。 が増えている。
伏線回収は、物語の完成度には関係しますけど、伏線回収したらすごいってのはちょっと同意しかねますけどね。だって、作り手は逆算してるだけですからね。ミステリと同じですよ。行き当たりばったりで犯人とトリックと破綻してるところ決めないでしょ?律儀なだけですよ。
伏線回収を担ぎ上げる風潮は、作品そのものの質の良さの外で行われる傾向があり、好きになれない。
まったくもって同意です。
伏線回収は作品の質を向上させるための
当たり前のテクニックであって
そんな特別扱いするものではないと思う。
伏線にこだわらずに作家さんは
普通に「面白いもの」を書くべきでしょう。
伏線が無いと駄作とか言い出す人が増えて面倒。面白いものは面白いでいいのに。 伏線回収されたのを見ると、おお!となる事もあるけど、最近は狙いすぎて無理矢理感が多くて、あーはいはい。って軽く感じてしまうのも多い。 子どもの頃とか、友達同士であーだこーだと考察するのは楽しかったけど。大人になったせいか、SNSやブログで大々的にされると素直に楽しめなくなるのも困ったもんだ。 面倒になってきて、大人買いして一気読みする方が増えた(笑)
YouTubeとかブログで
伏線解説とかする奴は
自己満足というより優越感に浸りたいから。
上から目線で
「教えてやってる感」が気にいらないのでしょう。
自分も偉そうに
解説してることが多いので気をつけます。
伏線ってのはいかにバレずにナチュラルに張るかがキモで回収なんてのは当たり前のこと、「伏線回収がすごい!」ってのは大した作品ではなく「伏線の張り方が凄い!」が本当に素晴らしい作品だと思う。
それに加えて
どこまでが伏線なのか線引きが難しい。
バレバレな感じで先に出しておいて
最後にそれを回収しても
「読者が気づいている」ものは
伏線と言えるのか?
ここの線引きが個人差あります。
小技を10個連発して
「伏線回収多くてすごいでしょ」って作品より
たった1つの伏線に気づいたとき
世界が反転する衝撃を味わいたいですね。
ピングドラムに関しては複線回収は凄いと思わなかった。 含みを持たせた言い方をしても、こんなモンなのか?と思う事が多かったし、矛盾していたりツッコミ所が多いし、無理矢理展開が多くてちょっとしんどかった。
ピングドラムしか見てないがあれで伏線回収になるのかって。 話としては面白かったけどなんか後半に行くほど こじつけと竜頭蛇尾感強かったかなぁって。
四月は君の嘘とか、ゴールデンカムイは、タイトルを問として、本文で意味を与える。 でもそれは、ここで言うような「伏線回収」とは構造も次元も違うのかなと思う。ここでいう伏線は、そもそもの問が後からやってくる。後から問が出現して、答えがそれまでに存在した、という時系列かと。または、「これはなにかの伏線」という答えだけ先にわかっている状態。
四月は君の嘘は好きだし、話も面白いし、アニメの絵か綺麗だから見て欲しいし、見るべきとおすすめもできる。 ただ、別に伏線なんて特にないだろ。とくにひねりもない直線だろ。逆にこの程度の内容を伏線とか言うのは見てる人の想像力のなさなのでは。
君嘘は大好きな作品で、記事でも触れている点については綺麗なタイトルだとは思うが 別に伏線回収が上手いとは思わない。文章として、作者の造語のような構文なのに これを伏線と呼ぶのは無理やりすぎる... 伏線ブームの影響か知らないが、斜に構えて考察すること自体をクールだと思ってマウント取る読者が物凄く増えたと感じる。
四月は君の嘘は持ち上げるほど伏線すごい!でもないし、オカルティックナインはそもそも内容がつまらなさすぎて伏線どうこうじゃなかったわ。笑
この記事では
『四月は君の嘘』
『輪るピングドラム』
『Occultic;Nine』が挙げられているが
俺も『四月は君の嘘』は違うかなと思う。
他の2つは見てないので機会があれば。
個人的にいろいろとみてきたなかで伏線回収がすごかったなって思うのはやっぱり初代のひぐらしのなく頃に、かな。(リメイクされた新しいのはまだ未視聴。) ゲーム由来の展開なので最初の何話かは独特な感覚の牧歌的日常風景の描写に耐えなければいけませんが、結果としてそこをしっかり押さえてないと後でわけがわからなくなるという…w でもそこを越えたらものすごい勢いで伏線回収してくるのは圧巻でした。
『ひぐらしのなく頃に』は
原作ゲームの序盤だけ知っている。
やっぱり進撃の巨人かな。 初回のタイトルから既に「2000後の君へ」だったし、最初から最終話まで全て繋がるように構成された非常に完成度の高い作品。 そして今の社会情勢への問題提議としても繋がる懐の深い漫画になっていると思う。
自分としては、進撃の巨人が、面白かったなぁと思います。 4周、見返してやっと理解出来た。 ちょっとした台詞やタイトルや曲名や歌詞までに意味があるとは思わなかった。
伏線回収は、進撃の巨人が一番だと思う。 考察サイト見てやっと読者が気付くようなものもたくさんある。
アニメではないですが、チャンピオン連載だったANGEL VOICEの伏線もなかなかです!1巻の表紙のシーンがまさか終盤でこう繋がるのか!という感じです。
『進撃の巨人』と『ONE PIECE』は
もはや有名すぎるし
話が長すぎて
今から手を出すのは厳しい……。
個人的には
「長期連載漫画の伏線回収」は微妙に思う。
連載中の作者が数年ぶりに
序盤の1話2話読み返して昔のセリフや
忘れていたようなキャラを再登場させただけで
読者は「あれが伏線だったのか!すげー!」
みたいな反応になるが、
それは順番が逆になってしまう。
後からどうとでもこじつけられるわけで……。
ちゃんと完結した場所から
逆算して張られたものが伏線だと思う。
最近(といってもちょっと前)ですが見て伏線回収ちゃんとしてるなと思ったのは『彼方のアストラ」かな?SFはミステリーを成立させるために使ってる感じですがSF感はあってよかった。叙述トリックもうまい感じで使ってて最終的に色々繋がってく感じはよかった。ただ、ちょっとご都合主義的な展開ではあったと思うけど(笑)。
彼方のアストラは漫画の内容を脳内から消して情報ゼロにしてからアニメを見たいぐらい衝撃的な伏線回収だった神原作神アニメだと思う。
伏線アニメというなら自分はやっぱりシュタゲかな あれは最終話手前までの長い長い伏線だし、初めの1話とかはほぼ丸ごと伏線だらけ 世界観は独特だけど、伏線が最終話に向かって全てきれいに収束していくのは見ていてすごく気持ちがいい
点と点が線になると言えばシュタインズゲートとバッカーノ!かな シュタゲは前半はもやもやとしたよくわからない日常回をひたすらやってたイメージだったのが折り返しからの怒涛の展開、細かなところにも意味があり2周目必至な作品です
伏線回収と聞いて真っ先に思い浮かぶのは「シュタインズゲート」。散りばめられた伏線の回収がうまい。 一点集中で回収したのは「四月は君の嘘」と「コードギアス」。 あとは「宇宙よりも遠い場所」の澱んだ水が一気に流れ出すの回収も個人的にはどハマり。
オッドタクシーも最後の最後に伏線回収してしかも衝撃の事実もわかってめちゃくちゃ面白かった。 しかも個人的にはあんまり伏線らしさを出さずに話が進んでってた感じだった。
「伏線回収がすごいアニメ」なら
俺も『彼方のアストラ』を挙げるでしょう。
『シュタインズゲート』も有名だけど
あれはタイムリープ系なので
ネタの性質上、
伏線が多くなるのは当たり前すぎて評価が難しい。
評価の高い『オッドタクシー』は
いつか伏線解説してみたいねえ。
伏線がすごい!って前提で紹介されると、純粋にその作品を楽しめないじゃないか。 伏線て見たり読んだりしてる途中とか、全部を通して見た後に気付くのが良いんじゃん。 まぁ、「伏線が!」と言われて作品に興味を持つのも悪くはないけど、事前に「伏線が!」と紹介されるのはけっこうなネタバレ食らってるのと変わらんとも思う。
アニメに限らず 「伏線回収」とか「どんでん返し」 という作品紹介はやめて欲しい。 個人的にそれらはネタバレの域で、 意識しながら鑑賞してしまうと面白みが半減してしまうから。
ミステリーでも
「どんでん返し」
「衝撃の結末!」と聞くと
あーはいはい、
語り手が入れ替わってるか
人物や時間を誤認させる
叙述トリックでしょ、って
予想がつくので驚けなくなる。
デカすぎる大風呂敷を綺麗に畳んだのは ハガレンとからくりサーカスとモンスターですかね。
伏線回収よりその伏線の大風呂敷が広がっていくところが魅力的かどうかだよね。 旧エヴァ何か未回収だったけど、アレはアレで良かったわ。
アニメ化もしてるけど、 やはり原作漫画の手塚治虫『火の鳥』の圧倒的に深い構成には震えます。 やたらと伏線だ回収だと言っている人たちに、是非読んで欲しい作品です。
ここで紹介された以外にも心を動かされた作品は数多くあります。以外と人から勧められたよりも、掘り出し物感覚で凄い作品を見つけた時は嬉しいですね。自分が年齢を重ねて色んな事を経験して以前に共感出来なかったアニメにハマったりしたりもするので、探してるのも楽しいですね
そうやねぇ。
こうやって懐かしのアニメの名前が
出てくることで
「あったあった」と嬉しくなるし、
こういう企画は
「掘り出し物を探す」みたいな感じで
読めばいいのかなと思いますね。
