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Channel: 裏旋の超絶☆塩レビュー
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『ポンコツな君が好きだ』なぜ一週間先の予約だったのか?の謎

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年末恒例の

俺的ベストアイドルソングを決める

「このアイドルソングがすごい!」のために

今年の楽曲を聴き直しているのですが、

NGT48の『ポンコツな君が好きだ』の

歌詞で妙に気になるところがあります。

 

NGT48『ポンコツな君が好きだ』MV

 

スキー部の合宿 来たけれど

一週間先の予約だった

マネージャーの君が日にち間違えてた

絶対にありえないミス

 

この曲はポンコツマネージャーの女の子に

僕が恋をするというお話。

気になるのはこの

「一週間先の予約」という

ありえないような凡ミスのことだ。

ミステリの伏線解説や

トリック解説ばかりしているせいか

些細なことが気になって夜も眠れんのですよ。

なのでね、

この「ありえないミス」の

解説とかしてみようと思います。

 

まずは状況を整理。

①スキー部の合宿である。

  • スキーというと冬のイメージですが、スキー部の合宿を調べたら春や夏でも雪のあるところなら行われていて冬限定ではなかった。

②ミスをしたのはマネージャーでスキー場側の手落ちでは無い。

  • マネージャー女子のポンコツなところが可愛いという内容のため、ミス原因はマネージャーの勘違いにある。

③一週間先のために荷物を置いていったところから、夏休みか冬休みの可能性が高い。

  • 春合宿なら4月末~GWも考えられる。

 

 

勘違いの原因を考察する

マネージャー女子は

なぜ日にちを間違えたのか?

ここを重点的に考えなければならない。

 

俺が最初に考えたのは「聞き間違い」です。

顧問の先生から

「○○日に合宿するから予約して」と言われ、

聞き間違いやすい日にちは何かと考えた。

 

一般的に多いのは

「8日(ようか)」と「20日(はつか)」の間違い。

●ケース①:「8日(ようか)」を「4日(よっか)」ときき間違った時。

  • 聞き間違いならこれが1番多そう。しかし、8日の相方を4日とするなら「14日(じゅうよっか)」だと「じゅう」が邪魔で、「24日(にじゅうよっか)」だと「にじゅう」が邪魔。「よっか」の発音の前に言葉がつくとさすがにポンコツでも聞き間違ったりしないだろう。ならば「4日(よっか)」しか残らないが、それだと「一週間先の予約」という条件に外れている。どれも却下。

●ケース②:「20日(はつか)」を「2日(ふつか)」と聞き間違った時。

  • これもあり得る。だが、「20日」から「2日」までは31日まである大の月だと「13日」離れ、28日までの2月でも「10日」離れるので、「一週間先の予約」という条件に外れる。これも却下。

●ケース③:マネージャーが「20日(はつか)」を「8日」だと思っていた。

  • これは根本的な知識がないパターンで、小学生ならあり得るが、歌詞の流れ的にスキー部の合宿だし、恋愛を描いているから高校生か大学生だと思われる。よって却下。

 

次に聞き間違いやすい

「11日(じゅういち)日」と「17日(じゅうしち)日」

同様に「17日」と「27日」もある。

しかし間が6日なので

「一週間先の予約」の条件に当てはまらない。

 

その条件に当てはまる

「11(じゅういち)日」と「18(じゅうはち)日」は

一番あり得る可能性。

しかしよほど発音がおかしくないと

「いち」と「はち」はわかりそうに思える。

無くは無いが……、

あるとも言い切れない。

 

――以上の考察から

「聞き間違い」だと

条件が合わないことが判明した。

なので日にちの伝達ミスは

「書き間違い」の可能性が高いと思われる。

 

ここで「書き間違い」と限定するのは、

ワープロやパソコンでプリントした物だと

顧問の先生が直接悪いことになり

マネージャーにまったく落ち度が無くなる。

あくまでもマネージャーが

間違ったことが前提にあるので、

そこを解明しないといけない。

 

つまり、

先生の書いた手書きの文字を

マネージャーが「読み間違えた」

そこに行き着くわけです。

 

ならばどの数字が読み間違いやすいのか?

そして「一週間先の予約」の

条件に当てはまるのか?

カレンダーを見ながら

それぞれ一週間先の

末尾の「数字」を書き出してみる。

「1」→「8」

「2」→「9」

「3」→「0」

「4」→「1」

「5」→「2」

「6」→「3」

「7」→「4」

「8」→「5」

「9」→「6」

「0」→「7」

……これは困った。

どれも書体を崩してみても

似た数字がない。

「2」を雑に書くと「9」に見えるかもしれないが

かなり無理がある。

「7」ならあり得るがどちらにせよ無理やりだ。

 

この中であり得そうなのは

「0」と「6」だろうか。

「0」を早く雑に書くと上に棒が伸びて

「6」に見える時がある。

幸いなことに(?)

1つずれればこの説は証明できそうだが……。

 

あっ!??

大の月の月末をまたげば

「1日増える」から

日にちが1つずれるのでは!?

1・2・3・4・5・6・7・8・9・0

8・9・0・1・2・3・4・5・6・7

 

その可能性があるのは、

31日まである

1・3・5・7・8・10・12月の

「30日と6日」の組み合わせのみ。

いや……無理だ。

これでは先生が

「36日」というあり得ない数字を

書いたことになってしまう。

それに「6」の前に数字があったら

おかしいことに気づくじゃないか。

 

……もう駄目だ。

やっぱり俺にこの謎は解き明かせないのか。

 

 

 

 

――「裏旋くん、発想を逆転させるのよ」

なぜここで千尋さんの声が?

 

 

逆ってどういうことだ?

先生が「6」と書いたのを

マネージャーが「30」だと思った?

いやそういうことじゃないはず。

 

まてよ。

実際に予約されていたのは一週間先だった。

マネージャーが間違えて予約していたら

当日にスキー合宿できてしまうじゃないか。

つまり先生からマネージャーの

「伝達ミス」ではなかったのか!

 

マネージャーと部員間のミス

部室のスケジュール表に

マネージャーが一週間ずれて

予定を書いて入れてしまった。

マネージャーが僕らに伝達する際に

なにかポンコツな手違いで

一週間先になってしまったわけだ。

 

こうなると想像が難しい。

上の項で書いたように

聞き間違いでも書き間違いでも

一週間先に当てはまるものがありません。
 

歌詞を見たらこういうミスは

過去に何度もあったらしい。

失敗した慌てぶりが可愛いんだとか。

マネージャーが舌っ足らずで

可愛いしゃべり方だったとすれば

マネージャーの言った「18日」を

僕らが「11日」と

聞き間違えた線もあり得るのだが

それだと「僕ら」の方が間違ったことになってしまう。

 

<結論>

●ケース①:18日に予約した後、「じゅうはち」と覚えていたはずが、マネージャーの頭の中で似た発音の「11(じゅういち)日」と勘違いして一週間ずれてみんなに教えてしまった。

●ケース②:予約した後、スケジュール表に合宿のマークを入れる時に、一個上にマークしてしまい、みんなが勘違い。マネージャーも違和感を持たなかったうえ、すっかりその日にちだと思い込んでいた。

 

  • ①は口頭で伝達した場合。だけどこういう合宿の日付は何か見える形で提示されるものだから②の方があり得る。ポンコツぶりも①よりも②の方がポンコツだ。自分で間違ったものをすっかり信じ込んでしまっているのだから面白い。合わせ技で①がマネージャーの頭の中にあって、書き出す時に②になったのかもしれない。

う~ん。

さすがにこれ以上

マネージャーが間違った原因を

追及するには推理の材料が足りない。

彼女にとってミスは日常茶飯事で

一週間先の予約だったことも

カレンダーを一列間違っただけでしょ

という感じなのかもしれないね。

 

 

完璧に謎解きできることがすべてじゃない。

世の中には

理解できなくてもいいことがたくさんあって

それは認めないといけない。

何でもちゃんと推理しようとするなんて

僕の器はちっちゃすぎるのか。

 

 

――などとまとめて終わらせようとしたが

やっぱりここは歌詞を書いた

秋元康に真相を聞いてみたいところです。

 

 

 

 

最後にもう一つだけ。

「なぜスキー部なのか?」

 

これは「好き」と「スキー」を掛けた

ダジャレですよね?

ねえ先生。

 


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