「このアイドルソングがすごい!2017年版」
第30位から第11位までの
ランキング発表が終わりました。
結果はこちら。
→「このアイドルソングがすごい!2017年版」30位~21位。
→「このアイドルソングがすごい!2017年版」20位~11位。
いよいよ最後です。
第10位から第1位までを紹介します。
今年の俺のベスト10はこの曲だ。
第10位
乃木坂46『いつかできるから今日できる』
(2017年10月11日発売)
作詞:秋元康
作曲・編曲:Akira Sunset、京田誠一
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乃木坂46の19thシングル。
西野七瀬と齋藤飛鳥のWセンター。
西野七瀬が主演を務め
乃木坂メンバーが多数出演した映画
「あさひなぐ」の主題歌に起用された。
選抜メンバーも
映画版と舞台版の
「あさひなぐ」に出演した
メンバーが選ばれている。
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少女の成長を描いた
前向きな応援ソングで
良い曲だけど
もう少しサビにインパクトが欲しかった。
第9位
AKB48『シュートサイン』
(2017年3月17日発売)
作詞:秋元康
作曲:近藤圭一
編曲:佐々木裕
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AKB48の47枚目のシングル。
卒業前の小嶋陽菜が
最後の表題曲センターを務めた。
「豆腐プロレス」を見ていたので
この曲が流れると自然に昂る。
また豆腐プロレスみたいな
思いきった企画やってほしい。
サビの歌詞の
「夢がいつかは終わるのなら
砕け散ったって構わない」
ここが好きなんです。
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一応恋愛の歌ですが
理想ばかりを見てないで
全てを懸けて
現実に本気でぶつかっていけよという意味。
「Get Serious!」ですね。
これは何にでも当てはまると思う。
振り付けは欅坂でおなじみ
TAKAHIROがやっているが
意外とダサイ。
一応、振り付けに意味はあるらしく
(ゆきりんがSRで解説していた)
「桜の花びらたち」の振りを逆から入って
時を巻き戻す演出にしたり、
にゃんにゃんの「2」を描いたり
プロレスの組み合った時の
手の形を取り入れたり、
右手側のお客さんに感謝して
左手側のお客さんに感謝して、
シュートサインの決めは
左手がにゃんにゃんポーズ。
TAKAHIROはAKBも好きすぎるだろ。
ダサイのは変わらんけど。
※もちろん紅白の投票は
「シュートサイン」にしました。
第8位
欅坂46『W-KEYAKIZAKAの詩』
(2017年4月5日発売)
作詞:秋元康
作曲:前迫潤哉、Yasutaka Ishio
編曲:佐々木裕
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曲自体は2016年に
ワンマンライブで初披露されましたが
CD収録は4thの『不協和音』なので
2017年の曲として扱います。
このMVは欅坂の歩んだ歴史と
それぞれの関係性を表現している。
平手が歩いて欅坂の仲間と出会い
けやき坂と合流する。
サイマジョ、セカアイ、セゾンの
サビの振りが入っている。
「欅坂、けやき坂」のところは
シンボルマークの⊿を描く。
このMVが漢字欅とひらがなけやきの
初めて一緒の撮影だった。
バス停で1人置いて行かれた長濱ねるを
米谷奈々未が手を引いて連れてくる場面。
2人は番組の中の
「ねるとはすぐに仲良くなれないと思う」という
ちょっとした言葉がきっかけで
わだかまりが出来てしまった。
それ以来、
話すきっかけがなかった2人だが
お見立て会のステージ袖で
緊張のあまり泣いているねるを見て
米さんから声をかけて励ました。
それからやっと話をするようになり
「今までごめんね」と謝罪し
2人は親友と呼べる仲になった。
……というエピソードがあって
手を引いて連れてくるシーンは
ファンが泣ける演出になっている。
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第7位
BiSH『プロミスザスター』
(2017年3月22日発売)
作詞:松隈ケンタ、JxSxK
作曲:松隈ケンタ
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BiSHのメジャー2作目のシングル。
昨年の「オーケストラ」はちょっと響かず
なんで人気があるのかわからなかったが
この曲でやっとBiSHの良さに気付けた。
全員で歌うのではなく
ソロで繋げていくという
普通の口パクアイドルが
やらないことに挑戦しているのも好印象。
やっぱりメインボーカルの
アイナ・ジ・エンドの圧倒的な歌唱力と
ハスキーボイスに魅了される。
きつそうな顔なのに
可愛く感じるのが不思議。
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芸能人にも彼女のファンが多く
すでにアーティストとして
認められているのがすごい。
声帯を手術して
さらに良くなったように思う。
欅坂46もそうだが、
こういうカッコいいアイドルが
今注目なのかもしれない。
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第6位
妄想キャリブレーション「桜色ダイアリー」
(2017年6月14日発売)
作詞:妄想キャリブレーション、沢井美空
作曲・編曲:本田正樹
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妄想キャリブレーションが初登場。
14枚目のシングル曲で
アニメ「冴えない彼女の育てかた♭」の
エンディングテーマに起用された。
一応アニメソングですが
アイドルソングでもある。
「このアイ」には
でんぱ組が毎年ランクインしていたが
今年はいろいろあって活動がなく、
寂しい思いをしていたところに
後輩の妄キャリが現れた。
アニメやゲームといった
ヲタクなものが大好きな彼女たち。
その穴を埋めるのに十分な存在だ。
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今までの妄キャリの曲は
あまり俺好みでは無かったが
この「桜色ダイアリー」は素晴らしい。
初めて聞いたのが
某ショップの店内だったが
サビの「お願い、お願い、止めないで」
「君と桜色ダイアリー」のフレーズが
めっちゃ耳に残っていて
これは良い曲だ!と、
ダッシュで店を出てすぐ検索して
CDを買いました。
第5位
=LOVE「=LOVE」
(2017年9月6日発売)
作詞:指原莉乃
作曲:渡辺尚
編曲:古川貴浩
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「=LOVE(イコールラブ)」のデビューシングル。
センターは髙松瞳。
MVの冒頭で
「あなたたちは絶対に売れません!」
という牧野アンナ先生の
厳しい言葉から始まるのが衝撃的。
ここはグループ結成直後の
合宿の映像が使われている。
オーディションの
SHOWROOM配信から始まり、
ドキュメンタリーも見て
流した涙を見てきているから
この子たちにすごく感情移入している。
「イコラブ大特訓中!」と
「きっと君だ」も
毎回楽しく拝見しています。
指原が曲を厳選しただけあって
聞けば聞くほど良くなるスルメ曲。
デビュー曲としてはレベルが高い。
作曲が渡辺尚(SKE「キスポジション」)で
編曲は古川貴浩(乃木坂「大人への近道」)
さらに振付師は
牧野アンナ、武田舞香。
もうこれAKB48Gの布陣です(笑)
前奏の振りの
両手を組んで
右・左に振る動きが可愛くて好き。
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イコールラーブのイコールポーズから
ハートを描いて指差す振りもよき。
MVの裏話では
波打ち際で踊る時に
後列の音嶋莉沙が波に足元をとられて
何度やってもこけてしまうから
転びかけているシーンが
そのまま使われている。
第4位
J☆Dee'Z『MORNING HOPE』
(2016年12月7日配信/2017年3月1日発売)
作詞:SoichiroK
作曲・編曲:Soulife
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先行配信は2016年12月7日。
CDでは
2017年3月1日発売の『Answer』の
カップリングに収録されている。
とにかくめちゃめちゃ良い曲よ。
1回だけでも聞いてほしい。
キャッチーな曲なので絶対に耳に残る。
俺この曲から
J☆Dee'Zにはまったし、
作曲のSoulife(ソウライフ)にも
注目するようになった。
『二人セゾン』と同時期に
こんな良い曲を作れるのが凄い。
MVはセルカ棒を使った
メンバーが撮影した
スマホの自撮り動画で
いろいろな姿が見れる。
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これはショートバージョンだが
DVDに収録されているMVも
ショートバージョン。
フルは無いのかしら……。
第3位
SUPER☆GiRLS『スイート☆スマイル』
(2017年4月26日発売)
作詞:児玉雨子
作曲:多田慎也
編曲:板垣祐介
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SUPER☆GiRLSの16thシングル。
女の子の等身大の気持ちを歌う
青春恋愛ソング。
これだよ!これ!
俺がスパガに求めていた
王道アイドル路線は
まさにこの曲みたいなやつだよ!
とくにサビがすごく良い。
多田慎也がついに本気を出してきたな。
(AKB「ポニーテールとシュシュ」の人)
振り付けもグッド。
カメラで「撮っちゃう撮っちゃう」
みたいな動きを繰り返すところが
超お気に入り。(ゆいゆい?)
ただし曲はいいけど
他で2つ残念に思うことがあった。
1つ目は
この曲の前に前島亜美が卒業したこと。
あみたのようなアイドルにこそ
この王道アイドル曲で
最後にセンターをやってほしかった。
これは誰もが思ったことだろう。
もう1つは
この曲を最後に
木戸口桜子ちゃんが卒業したこと。
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彼女は3期生として加入するも
体調不良で休養し
そのまま復帰できず
わずか1年半ほどで
卒業することになってしまった。
ルックスが良くて
期待されていただけに残念です。
第2位
私立恵比寿中学『なないろ』
(2017年5月31日発売)
作詞・作曲:池田貴史
編曲:池田貴史、山口寛雄
ホーンアレンジ:武嶋聡
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2017年2月8日。
アイドル界に大きな衝撃が走った。
「私立恵比寿中学」の松野莉奈さんが
18歳という若さで亡くなりました。
これだけ有名な現役アイドルが
若くして急死するなんて……。
昨年の「このアイ」に
『まっすぐ』という曲を取り上げてから
エビ中に興味を持って、
彼女たちがメインのバラエティ番組
「エビ中++(たすたす)」を見るようになった。
ずっと仲の良い8人の姿が
見れるものだと思っていたから
俺もしばらくショックで
気持ちの整理がつかなかった。
りななんの死後に発売された
4thアルバム「エビクラシー」に
この曲は収録されている。
歌詞が松野さんに宛てたものだから
もうこの曲は涙なしに聞けない。
冒頭の全員で歩いているシーンで
彩ちゃんが「キミと」で
後ろを振り返っているのは
りななんに話しかけているとわかるし、
サビ終わりの
「キミとまた笑いあって くだらない話しようよ」
ここで涙腺崩壊する。
りななんがいなくなって
初めてのライブで彩ちゃんは言った。
「今回こうしてツアー初日を
迎えられなかったメンバーがいます。
でも私は形がすべてじゃないと思っていて、
たぶん今も空の上で
見守ってくれていたと思うし、莉奈が。
もしかしたら、
一緒に歌って踊っていたかもしれない。」
7人で歌っているけど
彼女たちの後ろには「青空」があって
りななんのイメージカラーの「青色」が
衣装のどこかにあって……
俺には8人で歌っているように見える。
などと言ったら大袈裟だろうか?
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雨が降った後に、虹は架かる。
たくさん泣いて
悲しみを乗り越えた彼女たちを
「なないろ」の虹が
見守っているにちがいない。
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そして、
「このアイドルソングがすごい!2017年版」
栄光の第1位は……
第1位
J☆Dee'Z『Melody』
(2017年7月19日発売)
作詞:SoichiroK、Akira Sunset
作曲・編曲:Soulife
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J☆Dee'Zの6thシングル。
夏の淡い思い出を綴った青春ソング。
アニメやゲームの
主題歌に使われても違和感がないほど
スピード感溢れる曲になっている。
やっぱり今年は
俺の中ではJ☆Dee'Zです。
彼女たちを抜きには語れない。
俺がとくに好きなのは
3人の声のバランス。
Nonoは独特な声質に魅力があり
MOMOKAは女性らしい声で声量があるし
amiはパンチのある高音が得意。
Nonoちゃんがメインで歌いながら
ハモリとユニゾンを
要所で聞かせる構成が良い。
普段大人びた
ストリート系のイメージのJ☆Dee'Zが
制服を着るとやっぱり
現役女子高生だなと感じる。
制服で踊るの見るのが好きなんすよ。
昨年の『サイレントマジョリティー』のMVで
制服姿のまま駅で踊るJKが
一瞬だけ映るのがポイントだと言ったが
非現実的なコントラストが
俺には刺激的に感じるんですよね。
<おまけ>
新曲の『ひとひらの涙』も候補にはあったが
ドキュメンタリー風の内容で少し重い。
もしかしてJ☆Dee'Z終わるの?と
不安になりそうなMV。
自分たちで振付を考えるために
行った合宿で
それぞれの考え方の違いから
壁を感じた3人。
これ以上やっても
報われないんじゃないか?
自信を失くしているんじゃないか?
最年長のMOMOKAは高校3年で
時間に対する焦りもあるだろう。
結成から7年かかっても
ライブ会場を満員にできない。
路上でミニライブをして告知しないと
お客さんが入らないのが現状。
決して売れているグループではない。
もっとアイドル寄りに売りだせば
お客さんも増えるかもしれない。
何が正解かわからず
試行錯誤を繰り返しながら
迷っているのが
今のJ☆Dee'Zではないか?
このまま終わりたくない
その気持ちをひしひしと感じる。
『ひとひらの涙』は
夢に挑戦する人が
壁にぶつかって諦めかけた時に
背中を支える応援ソングだが、
自分たちへの
エールの曲でもあるのだろう。
本当にこの子たちは売れて欲しい。
1人でも多くの人に
彼女たちの曲を聞いてもらいたいんだ。
<総評>
今年の「このアイドルソングがすごい!」は
松野さんの訃報もあって
エビ中の「なないろ」を1位にしようか迷ったが
曲自体の好みと
アルバム曲よりシングル曲を優先して
今年の年度代表曲は
J☆Dee'Zの『Melody』に決定。
J☆Dee'Zと共に
新風を巻き起こしたのが
=LOVE(イコールラブ)です。
1stカップリング曲の
「記憶のどこかで」と
「スタート」も良曲なので
是非聞いてほしい。
振付ダンス動画が
公式からYoutubeに上がってます。
イコラブはマジで恵まれている。
ミリオンとか売上関係ないから
新曲リリースも早く
指原が宣伝するから露出も多い。
AKBと同じ布陣で曲と振り付けが選べて
さっしーが曲を厳選して
クソなやつは
AKBグループに返せばいい。
スパガは新曲で
また変な路線に行っちゃった。
BiSHは勢いがすごいけど
王道アイドルが好きな人にはきつい。
好き嫌いが分かれそう。
ランク外だったが
惜しいと思った曲もある。
乃木坂46
『硬い殻のように抱きしめたい』
齋藤飛鳥のソロ曲で
直前まで30位以内に入っていたが
良曲に押し出されるかたちになった。
曲自体は平井堅っぽい。
『泣いたっていいじゃないか?』は
高山一実の初センター曲。
早口部分がオレンジレンジの
『ラヴパレード』かと思った。
アンダーメンバーには酷な歌詞の
乃木坂46『アンダー』は
ひめたんときぃちゃんの葛藤もあって
評価が難しい1曲。
アンダラで2人で歌ってから
切り替えができたみたいです。
欅坂46「避雷針」「エキセントリック」
早口がダメなんすわ。
字余りが多いとかっこいいと思えない。
MVはいいと思う。
かつて「このアイ」を2連覇した
Wake Up, Girls!も
新章のアニメが始まって
OP・EDともに聞いたが
なんとも言えない曲だった。
今年解散した℃-uteは
『ファイナルスコール』が良かったが
取り上げるか
迷った末に見送り……。
ハロヲタじゃないのに
最後だけ急にってわけにはいかない。
Task have Fun『3WD』
変なダンスに謎の中毒性。
3人ともルックスは可愛い。
あとは歌の問題。
「おそ松さん」OPのA応Pは
1期OP『全力バタンキュー』は好きだったが
今年の『君氏危うくも近うよれ』は微妙。
どうぶつビスケッツ×PPP
「ようこそジャパリパークへ」
今年大ヒットした「けものフレンズ」主題歌。
俺も大好きですが
さすがにこれを
アイドルソングに入れる勇気はない。
声優さんが歌番組に登場して
歌って踊っていても
彼女たちはアイドルではないし
この曲はアニソンですから……。
東池袋52「わたしセゾン」
クレディセゾンというクレジット会社が
欅坂46の「二人セゾン」に影響されて
女子社員が歌って踊っている曲です。
意外と良い曲なんですが
アイドルじゃないから外しました。
作曲は多田慎也。
変なところで本気を出すなぁ。
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……ということで、
2017年の「このアイドルソングがすごい!」は
このような順位になりました。
来年もまた幅を広げて
良い曲をたくさん紹介したいですね。