「このマンガがすごい!2019」
オトコ編第3位、
「マンガ大賞2019」で大賞に輝いた
篠原健太氏の
SFサバイバルストーリー漫画
『彼方のアストラ』
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宇宙への渡航が当たり前になった近未来を舞台にしたSFもの。学校行事の一環としてある惑星を訪れた少年少女が、謎の球体に飲み込まれたことから宇宙の彼方で遭難してしまい、サバイバル生活を強いられる……というストーリー。
漫画は全5巻で
2019年7月からアニメ放送も開始。
少年少女のジュブナイルもので
宇宙を舞台にしたサバイバル生活という
あまり見かけないストーリーの裏側で
事件を引き起こした犯人が紛れていて
終盤には驚くべき仕掛けがあり、
そのための伏線が
いくつもちりばめられている。
伏線回収マニアの俺は
こういうの大好きで、
アニメ化に合わせて
やっと漫画を読み終えました。
いや~これはすごい。
自分なりのメモ用に
伏線まとめを作ってみたくなりました。
※ここからネタバレあります。
未読の方はお帰り下さい。
●伏線回収まとめ
<第1巻> #1~#7
#1
【西暦2063年】
今から45年くらい先の2063年が舞台。
よくある近未来の舞台設定だが
宇宙に旅行したり
電動一輪やパトロイドなどが
あと45年ほどでここまで
文化が発達するとは思えないこと。
実際は100年以上未来の話。2163年が舞台である。
【アルティメット・ダイブ・ボム】
電動一輪で逃走するひったくりを
カナタが反重力シューズを使って
噴水を飛び越えて捕まえた技。
アヌティメッタ・ダイボモモではない。
第5巻でワームホールを飛び越えてシャルスを助けることで回収。第4巻#37で反重力シューズが直るのはこの技のための伏線。
【アリエスの映像記憶能力①】
アリエスの自己紹介
「特技は一度会った人は忘れないこと」
- #4でその能力を最初に発揮する。
【転校して来たばかりのアリエス】
アリエスは転校して1カ月、
フニシアも同時期に
キトリーの義妹として家にやってきた。
- 全てこの惑星キャンプで彼らを殺す為の計画だった。
【伸ばした手】
カナタは過去に先生を救えなかった。
伸ばした手の先に
先生の手があったのに……。
- 宇宙に漂流するアリエスの伸ばした手を同じ状況にして、今度は救出に成功し、カナタがトラウマを乗り越える。
【生体反応の無い星】
ワームホールで飛ばされた先の宇宙船。
眼下に見えるのは
自分たちが居たマクパではなく
生体反応の無いどこかの星。
- 実はこれがかつての「地球」だった。カナタたちが地球のそばに出たのは、移住の時に使われたゲートに飛ばされたから。100年前、地球人はアストラに移住したが、地球はその後隕石の衝突で滅んでしまった。
#2
【故郷の名前が出ない】
5千12光年も離れた宇宙にいるが
どこから5千12光年なのか言わない。
惑星を中継していけば帰れると言うが
どこに帰れるか誰も言わない。
- 地球だと思わせる必要があるため目的地を誤魔化している。
【ペル・アスペラ・アド・アストラ】
船の名前を付ける時に
プレートに書いてあった。
「PER ASPERA AD ASTRA」
(ペル・アスペラ・アド・アストラ)
ザックが重要なことを言う。
「アスペラは「困難」アストラは「星」「困難を乗り越えて目的地へ」宇宙関係の施設で標語に使われることが多い古い格言だ」
これに対してカナタが答える。
「ふむ、古い言葉だと星っつー意味があんのか。じゃあそれでいいか」
- カナタはアストラの別の意味を知っている口ぶり。それもそのはず、自分たちの故郷の星が「アストラ」なのだから。ザックもアストラの意味を「目的地」と表現していて、アストラに帰ろうという意味で言っています。
【彼方のアストラ】
上のアストラの意味がわかっても、
彼らがアストラ星人だとは
ほとんど気づかないだろう。
船に「アストラ」と付けたことで
タイトルが大きなミスリードになり、
「5千12光年の彼方に彷徨うアストラ号」
という意味だと思ってしまうが
これには別の意味がある。
- 「5千12光年先の彼方のアストラ星を目指す」というのがもう1つの意味。母星から見れば彼方に“アストラ号”があり、宇宙船から見れば彼方に“アストラ星”がある。現在地と目的地が逆転しているが、どちらも「彼方のアストラ」。こういう2つの意味を持つ言葉をダブルミーニングという。
#3
【ドラポンをとっ捕まえて食う】
ヴィラヴァース上陸後
ドラポンを見て
カナタが言う台詞。
「そんなもんこのオレがとっ捕まえて逆に食ってやるぜ」
- 有言実行さすがっす。
【星の形をした花】
トランポリンの木の上に生えている
星の形をした花。
フニシアが取りに行って
戻れなくなってしまう。
- この形がキトリーとおそろいだったから……。フニシアは早くキトリーと本当の姉妹になりたいと思っている。
【パラシュートの種子】
掴むと飛んでいき、
パラシュートのように落下する種子を
キトリーが採取して
飛んでいってしまう。
- #6のトランポリンの木の上でよろめいたカナタを無事に救出するため、キトリーがこの種子を飛ばして助ける。
【木の上に置き忘れたルカジャベリン】
昼寝をした時にルカが
うっかりルカジャベリンを
トランポリンの木の上に忘れてしまう。
ルカ「大丈夫すよ。オイラのルカジャベリンで一突きっすよ!」
アリエス「うふふ、ルカジャベリン置いてきちゃいましたけど」
- この植物が伸びた時に一緒に上に残っていて、#6でカナタの槍投げに使われドラポンを仕留める。ルカジャベリンは大量生産してあり、#36でポリーナの探していたIDタグを取り返す際にカナタの棒高跳びにも使われた万能武器。
#4
【アリエスの映像記憶能力②】
2度目のワームホールに追われた時に
アリエスが船までのルートを覚えていて
みんなを無事に誘導した。
「私、映像記憶能力があるんです」
この能力により
犯人が誰か判明する。
マクパでワームホールに吸い込まれる時、
先頭を走って最後に吸い込まれたのは
シャルスだった。
犯人は全員がワームホールに入るのを見届けないといけなかった。そしてシャルス自らも最後に吸い込まれた。まさかアリエスが覚えていようとは……。
【カナタが急に未知の食べ物を食う】
球体に襲われて
混乱しているみんなに
未知の果実を腹が減ってるからと
食べて見せる。
「山で遭難した時、空腹と考える時間が敵だった」
考えてもわからないなら
今は生きることを考えろと行動で示す。
- この脳筋バカなところがカナタの良いところでもある。思い立ったら迷わず行動する伏線。後にいろいろな場面で見られます。#5でフニシアを助けに行ったり、#9ではアリエスのお腹が鳴って会議が中断する。その際に「カナタさんも空腹が敵だった」と引用した。
【アリエスの「あっあっあっ」という笑い方】
みんなのくだらないやりとりが
ツボに入って
アリエスが変な笑い方をする。
- 第3巻の巻末4コマでシャルスも笑い方が同じであったり、「キャバキャバ」という変な笑い方になることが出て来る。全ての秘密がわかった後の#46で本編にも登場。この共通点はオリジナルが親子だから。
【自己紹介の前にウルガーがいなくなる】
とりあえず自分たちのことを話そうと
自己紹介を始めるが
ウルガーは「慣れ合いはごめんだ」
と言って席を外した。
- ウルガーだけみんなの名前を聞かなかったことが重要。ウルガーはルカの本名(ルカ・エスポジト)を第3巻#21で初めて知って驚く。探していた兄の仇だった。
【アリエスの瞳はオッドアイ】
アリエスは生まれつき
左右の瞳の色が違う。
右がヘーゼルで
左がグリーン。
最初に気づいたのがシャルスだった。
シャルス「いやあ、ごめんね。見つめちゃって。知り合いに似てたもんで」
ルカ「アリエスさん、これシャルスさんの落としテクっすよ!」
- シャルスはアリエスが王の娘セイラに似ていることで、セイラのクローンであることに気づき始めている。シャルスの台詞が不自然にならないように、ルカに「これが落としテクっすよ」と茶化してもらって自然な流れにしている。
【キトリーとフニシアはそっくり①】
フニシアはキトリーの本当の妹では無く
養女だったと判明する。
しかし見た目は同じ髪色と肌色で
本当の姉妹に見える。
- この時点では余計な詮索をする者はいない。後にポリーナが2人の容姿から実の姉妹じゃないかと疑問を持ち、クローン問題が発覚する。
#5
【両親の愛情を受けずに育った者たち】
キトリーは昔から友達が居ない。
父親がいなくて
母は仕事で家にいない。
使用人に育てられた。
アリエス以外はほとんど
親の愛情を受けずに育っている。
- これも後のクローン問題へと繋がる。クローンに愛情が移らないようにそれぞれ距離を置いていた。
#7
【カナタの船に乗る約束】
高校を卒業したら
宇宙探検家として
自分の船を持つ夢を語るカナタ。
ザック「オレも宇宙分野での研究をするつもりだ。お前の船にはオレも乗るぞカナタ」
シャルス「そうだな、ボクも。乗れたらいいな…」
- この約束は果たされることになる。シャルスが言葉を濁しているのは、生きて戻られては困るという葛藤から。#30でも3人で宇宙に行く話が出る。
【カナタの右腕になると言うシャルス】
アストラ号のキャプテンを決める話で
キトリーはシャルスがいいと言ったが
シャルスはカナタの決断力と行動力こそ
キャプテンにふさわしいと認める。
「ボクは右腕として働くよ。キャプテンはキミだ」
- ここの「右腕」発言も回収される。カナタがシャルスを助けるために右腕を失うことになるとはさすがに予想外だった。
<第2巻> #8~#18
#8
【シャルスへの疑いが弱い】
通信機が誰かに壊されたと知り
カナタは仲間を疑うのだが
シャルスの時だけ
「何だコイツムカつくな」
「ちょっと変態っぽいんだよな」と
的外れな感想になっている。
- この時点ではあまり疑っていないのかもしれない。
#10
【ユンファの伊達眼鏡】
アリエスがユンファと会話。
「それは前髪でお顔が見えないからではないでしょうか?」
アイリスはユンファの
伊達眼鏡に気づいた。
- ユンファは自分に自信が無くて目が悪いわけでもないのに前髪で顔を隠している。
#11
【ウルガーの射撃技術】
船内を飛行する未確認生物を
グルーガンで狙うウルガー。
射撃は独学らしい。
「鳥退治のために練習したんじゃねえんだけどな」
- ウルガーはルカの父親に兄を殺され、仇打ちのために銃を覚えた。
#12
【アイ・イェー!】
「アニマロイドB5号」の
「了解」の意味の「アイ・イェー!」を
みんなの合言葉にしようとフニが提案する。
- こういう合言葉があると団結力が高まる。
#13
【シャルスがみんなを襲わなくなった】
シャルスは刺客なのだが
初めて目にする惑星の生物たちに
好奇心を刺激される。
「キトリー、カナタも言ってたじゃない。どうせならこの状況を楽しみなよ。未知の生物の背中に乗って未開の荒野を走れるなんて、ボクの夢が叶ったよ」
- この状況を楽しんでいるシャルス。良い奴だなぁと思わされるが。
#14
【アリエスとシャルスは波長が合う】
惑星の生物に興味深々な
アリエスとシャルス。
アリエス「シャルスさんとは波長が合いますね」
シャルス「前世は親子かな」
- オリジナルは親子です。冗談っぽく聞こえるのが上手い。
【草食動物の死骸】
大きなツリーの足元に
草食動物の死骸がたくさんある。
- 毒の胞子を撒き散らして生き物を殺すキノコだった。
#15
【目立たないように育てる母】
ユンファの母ルーシー・ラムは
- 自分が入れ替わった時に注目される存在だと都合が悪い。
【毒から逃れた2人】
逃げ出したユンファを追いかけて
毒の胞子から離れた
カナタとユンファだけ助かる。
- ユンファが孤立したことで逆に被害に遭わずに済んだ。しかもユンファは落ちていた山菜をグルッピーに食べさせたことで解毒効果のある花も発見するお手柄。さらにこの時助けたグルッピーが#17で倒れたカナタを助けに来てくれる。繋がり過ぎ。
<第3巻> #19~#28
#19
【アリエスの親以外は失踪宣言を受け入れている】
ウルガーの父ゲルトが
失踪宣言でカナタたちを
法律上の死亡で片付けようとして
アリエスの母エマだけ猛反対するが
なぜか他の親たちは同意していること。
- 現実主義なのか裏があるのか。むろん後者。自分たちのクローンを早く処分したかった。
【ゲノム管理法案反対派】
ザックの父ジェドが
今日出席していないマルコが
ゲノム管理法案反対派だと何気なく言う。
「ゲノム管理法案反対派の急先鋒だった彼が今日採取の日ですか。どんなお気持ちなんでしょうね。あ、すいません。関係ない話でしたね」
- ここで何の脈絡も無くゲノム管理法の話が出る。DNAを個人情報として取り扱うことだ。直後にエマがアリエスの本当の母親では無いという告白があり、そちらの謎に気をとられてしまう。
【ジェドとオリーヴの意味深な会話】
ザックの父ジェドが
キトリーの母オリーヴに言う台詞。
ジェド「でもうちのザックとおたくのキトリーちゃんが結婚する未来ならあり得るんじゃないか?」
オリーヴ「つまんない冗談やめて。それが絶対にない事はアナタもよくわかってるでしょう」
- ザックとキトリーは5千12光年の彼方に飛ばしたので助からないから、物理的にあり得ない。もしもクローンに入れ替わって若返っても、私はあんたを好きじゃないから、心理的にもあり得ない。
#20
【泳げないルカ】
みんな水着で海に入るが
泳げないと言って陸に残るルカ。
- ルカはIS(インターセクシャル)で男でもあり女でもある。今さら体を見せたくないから泳がない。いつもベストを着ている。本当に泳げないわけではない。
【惑星アリスペードの生物は単為生殖】
シャルスがアリスペードの生物は
卵が受精せずに子供を生む
単為生殖だと説明する。
ザック「つまり自分のクローンを作って増えるって事か」
シャルス「そういう事だね」
- 核心に迫るクローンという言葉が出て来る。
#21
【陸上生物がいない】
アリスペードには魚や鳥はいても
陸上生物はいない。
「この惑星、陸上生物がいないから鳥を捕れるのは助かるよ」
- 津波への予兆。
【ザックの父は記憶移植術の研究者】
記憶が薄れていくと寂しいという話しの中で
ザックの父が記憶移植術の研究をしていて
キトリーの母も手伝いをしていると語られる。
- 後のクローンへの記憶移植へ繋がっていく。
#23
【カナタたちの共通点】
ルカがISを告白し
フニシアと同じく養子だったり
ウルガーも親に愛されていなかったり
カナタはしきりに
自分たちの共通点を模索する。
- 繰り返しになるがクローンのため愛情を注いでいない。
#25
【大人達にだまされるな】
ウルガーの兄が言った台詞。
大人達は嘘をついている。
- ウルガーの兄は政治家の汚職事件以上の秘密を知って消された可能性が高い。
【シャルスがアリエスに過保護】
シャルスがアリエスばかり
優しくするのをキトリーがからかう。
キトリー「シャルスってさ、アリエスに親切よね。いつも陰から見守ってるって感じ」
シャルス「ボクは全員に優しいけど?」
キトリー「まあ、そうなんだけど……なんかアリエスだけ特別って感じ。何なの?ねえ何なの?」
- アリエスがセイラのクローンだと知っているのでいつも気に掛けている。
【生物の授業にシャルスは出ていない】
アリエスの映像記憶能力が発揮される場面。
シャルスもアリエスも
生物の授業を選択しているが
生物は1つしかクラスがないのに
アリエスはシャルスの顔に見覚えが無い。
- シャルスがアリエスの能力を侮って墓穴を掘った場面。キャンプの7月4日の3日前に転校して来たことを話すがますます疑われる。
#26
【セイラ】
シャルスの回想の中で
幼馴染みの
平民の子としてセイラが登場。
不幸な事故で睡眠状態に陥り
貴族を捨てて
転校して来たという話をする。
半分は作り話だったのに、
感動して泣いてくれる仲間たちを見て
シャルスの中に暖かい感情が芽生える。
「何もかも捨ててきた。故郷も家族も…覚悟を決めて。でも、どうしてだ、また家族が…」
- この感情が、この仲間たちがいたからこそ、シャルスは変わることができた。
#28
【人工冬眠装置】
アストラ号には人工冬眠装置が1機あり
1人だけならスリープ状態になって
助かる可能性もあるとザックが言う。
- 後のポリーナ登場への伏線。
<第4巻> #29~#37
#30
【ポリーナとカナタたちの歴史の違和感】
人工冬眠から目覚めたポリーナは
今が西暦2063年と聞いて動揺する。
- ポリーナは地球から移住する惑星を調査するメンバーで、2051年から12年冬眠しているはずだった。しかし後々、カナタたちとの歴史に矛盾が生じて来る。
#32
【フニシアがカナタに好意】
イクシアの寒さの中で
カナタに助けられて
「カナタのお嫁さんになるのもありかなあ。守ってくれそうだし」
- これは回収しなかった伏線。カナタはアリエスと結ばれ、フニシアはウルガーと?
【キトリーとフニシアはそっくり②】
てっきり本当の姉妹かと思ったという
ポリーナの指摘から
隠し子疑惑になり
DNA検査によって
衝撃の事実が判明する。
- ここでこの船の全員が「親のクローン」だと判明する。フニシアはキトリーのスペア。しかし宇宙船にDNAを調べる機械があるって……(笑)
#36
【クラストスーツ】
カナタたちが普通に来ている宇宙服
クラストスーツは
ポリーナにとっては見た事も無い
高性能な宇宙服。
- 確かに12年でここまで進化するとは思えない。
<第5巻> #38~#49
#38
【地球とアストラ】
似て非なる2つの母星。
カナタたちは古い歴史に詳しく無い。
- 政府による情報操作で地球の歴史を隠蔽して、あえて触れないように教育されている。そして1962年に第三次世界大戦が起きたことになっていた。
【世界統一から100周年】
カナタたちの歴史は
その第三次世界大戦から
1963年に世界統一政府樹立、
国も言語も統一、銃も撤廃、
平和な世界になった
今年が100周年という歴史。
- キューバ危機から歴史が分離している。この100年というのが歴史の改竄に繋がる。
#40
【ワームホールの謎】
カナタを襲ったワームホールは
アリエスと合流したら消えた。
- シャルスがアリエスを連れて帰りたいと思っていてアリエスを巻き込まないようにしている。
<アナグラム(綴り替え)>
アルファベットなどの言葉の並びを組み替えて、別の意味を持つ言葉を作ることをアナグラムと言います。
【アリエス=セイラ】
アリエスの名前の由来は
オリジナルのセイラの名前
「SEIRA」を逆に読み
「ARIEA」と名付けられた。(#44)
【惑星の名前】
登場する惑星もアナグラムになっていて
それぞれの惑星で起こることを
示唆する内容になっている。
マクパ「McPa」 → 「CAMP」(キャンプ)
ヴィラヴァース「VILAVURS」 → 「SURVIVAL」(サバイバル)
シャムーア「SHUMMOOR」 → 「MUSHROOM」(キノコ)
アリスペード「ARISPADE」 → 「PARADISE」(パラダイス)
イクリス「ICRISS」 → 「CRISIS」(危機)
ガレム「GALEM」 → 「GLEAM」(かすかな光)
【地名】
地名もアナグラムになっているが
惑星とは違って
日本の地名を使った
ただの言葉遊びのようです。
ムーサニッシュ「MOUSANISH」 → 「MUSASHINO」(武蔵野)
ローザポップ「ROSSAPOP」 → 「SAPPORO」(札幌)
サンハリオン「SANHARION」 → 「NARASHINO」(習志野)
<サバイバルの心得>
その1:前に進めば前進する(#2)
その2:起き上がれば立てる(#34)
その3:慌て者ほど狼狽える(#2)
その4:みんなそれぞれ色んな力をがっちり合わせれば大抵の事はどうにかなる(#10)
その5:あきらめたらそこで試合終了(#31)
その7:食べれば元気になる(#16)
その9:問題が重なっても一つ一つ冷静に解決していけば全て解決する(#10)
その10:立ち止まったら進まない(#28)
<アニメの伏線>
#OP
【アリエスの名前が逆】
アリエスの名前だけ
上下逆になっている。
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- SEIRAとも読める。その意図はもちろん……。
#3 「METEOR」
【銃は100年前に廃棄処分になった】
ウルガーの銃の腕を見たルカが
「本物があったら無敵っすね」と言うと
カナタは不思議な事を言う。
「銃なんて100年も前に撤廃されたぞ」
- 2063年の100年前は1963年。俺たちの知ってる世界とは違う?と違和感を抱かせている。歴史改竄の伏線。